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第8話(4)

「んっ……あぁっ!!」  前握られた時より滑りがいい分、音もリアルで敏感になっている気がした。  限界が近い……と張り詰めた時、不意に手が離れて 「ヤダっ!!」  とっさに強請ってしまって恥ずかしさで両手で枕を掴んで顔を隠す。 「大丈夫。またすぐ触ってやるから」  耳元で創介の声が聞こえてギュッと目を閉じると、ヌチャヌチャとまた普段は聞かないような音がした。 「な……何!?」  不安になって声をあげると、片腕で尻を高く持ち上げられてヌルっと尻に撫でつけられる。 「待った!!無理っ!!」  ギュッと枕を握って呻いても 「撫でてるだけじゃん。触るのは今から」  創介は笑いながら首筋にわざと音を立てて口を付けてきて、尻にばっか意識をやっていた俺は大きく反応してしまった。  その隙にガシッと腰を掴まれて窄まりをなぞられて、逃げたいのに全然抜け出せない。 「待って!一緒に暮らしてるんだし、別に今日やらなくてもいいじゃん!」 「あぁ、だから今日は指1本で止めてやるよ。毎日少しずつがいいなら?」 「へ?」  何か今凄いこと言わなかったか?  付き合った初日ってもっとこう照れってかくっついてラブラブって感じじゃねぇの!?  

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