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第8話(8)
呼吸は整ったものの、思考力が戻ってきて尻に違和感を覚える。
「何か……変……」
出した声も掠れていてやけに恥ずかしい。
「ん?ちゃんと全部入ってるぞ?」
急にグリッと動かされて、俺は喘ぎつつ身体を跳ねさせて創介にしがみついた。
笑っている創介はゆっくりと内壁を撫でてきて嫌でも中にしっかり挿れられているのを実感する。
「言うなぁっ!!」
「結構解れてるからもう1本いけそうだけどな?」
こっちは息を吸うのも必死だっていうのに鬼のような言葉を平然と吐く奴が居る!!
文句を言いたいのに俺の中で蠢く指が絶妙過ぎて言葉にならない。
「今日は止めてまた明日にする?」
「はぁ……むっ、ぅん……りぃっ!!」
「んー?」
言いながらゆっくり指を引かれて、ゾクゾクと腰の辺りから這い上がってくる感覚にギュッと首の辺りにしがみついて必死に耐える。
これで抜ける……と思うとまた一気に突き立てられて、俺は仰け反ってパクパクと口を動かした。
声にもならない。
目の前で何かが弾けたようで思考も真っ白。
ガクガクと震えると、創介はスルリと指を抜いてから開いたままの口に熱い舌を差し込んできた。
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