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第12話(2)
笑いながら手を引かれて嬉しくなる。
「ふふ……エッチぃことしような?」
「その言葉覚えてねぇくせに……」
創介の部屋に入ってベッドに転がされた俺は手を目一杯伸ばして創介を求めた。
ギシッとベッドがわずかに軋んで創介が覆いかぶさってくる。
頭を撫でられながら何度も角度を変えるキスが嬉しい。入ってくる舌も、吸われて、軽く噛まれる全てが気持ちいい。
脇腹をあの長い指でなぞられてピクッと跳ねると創介は勃ち上がり始めたそれに指を絡めた。
さっき風呂場でもイかされているのにすぐに蜜を零し始めるのがちょっと恥ずかしい。
鎖骨に唇を付けながら扱かれて俺の口からは吐息混じりの声が出始める。
何で創介の手はこんなにも気持ちいいんだろう。
ぼんやりと思いながら必死に創介の頭を抱いた。柔らかい髪を撫でて背中にも手を伸ばす。
「あっ……ふっ……」
堪えることもなく素直に反応して、ただ創介に身を任せた。
「んっ」
俺の先走りで濡れた指を後孔に這わされてピクッと身体を震わせる。
ペロッと唇を舐められて目を少し開けながら少し口を開くとその隙間から創介の舌が入り込んできた。
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