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第12話(4)

「ちゃんとイかせてやるから安心しろって」  言われても相変わらず頭の中はぼんやりしていて思考回路なんてぶっ飛んじゃっているんだけど、下半身に感じた熱い粘膜に思わず腰を揺らした。  先を吸われてすぐにでもイきそうになるのを左手で根本を握り込まれて押し留められる。 「あぁっ!!ヤダっ!!」  ギュッとシーツを握って耐えても快感は出口を失ってうまく吐き出せない。  俺の中にある指も止まることなく動きを激しくしていて訳がわからなかった。 「ダメ!!あぁっ!!……ヤダっ!!」 「ヤダじゃねぇだろ?気持ちいいって素直に言ったらイかせてやるよ?」  創介が何かを言っているのによくわからなくて、でも、何もかもがもう気持ちよくて……。  創介の指を思いっきり咥え込んでギュウギュウに締め付ける。 「あっ!!いっ!!……もう、無理!」 「無理じゃない。気持ちいいだろ?言ってみ?」  耳元で囁かれてまたドキッとした。 「いぅっ!!はっ!あぁっ!!……い……きもち……い」 「ん?」 「気持ちーーーいいっ!!」  微笑んだ創介の顔をぼやけたまま見つめて……根本を解放された時にグリッと奥に指を挿れられて俺は呆気なく白濁を吐き出す。  いつもより長く続く吐精に戸惑うが、やっとの解放感と安堵の方が大きい。  頭も身体もちゃんと動いてくれなくて出し切ると俺は転がって脱力した。  創介が頭を撫でながら何か言っている。  でも、目を開けるのも億劫で俺はゆっくり意識を手放した。

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