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第12話(5)

「いい加減起きねぇと」  チュッとキスをされて眉を寄せる。  朝日の眩しさで片目だけを開けると創介はベッド脇で両肘を付いて笑っていて、何だか気恥ずかしい俺は寝返りを打って避けようとしてビクッと身体を弾ませた。  何か今日はまだ何かが残っているような……異物感が半端ない。  無意識に伸ばした手は俺の尻から出ている何かに触れて目を見開く。 「はぁ!?」 「気に入った?」  目の前にはニヤニヤしている創介。 「ちょっ!お前っ!!何した……あっ!!」  声を張ってグッと腹に力が入ると中も締まって俺は思わず吐息も漏らしてしまう。 「ん、いいな」  何がだよ!!  満足げな創介を睨むが下手に力も入れられないし、意識すればする程、中を締めてしまって身悶えるハメになった。 「や……そーすけ……何した?」  俺の体内に何があるのかわからなくて不安で涙が滲む。  わかるのは有り得ない質量のそれがしっかり埋められていて、更に一部が飛び出しているという事実のみ。 「これ……わかるか?」  創介が手に持っていたのは黒くて先は細いがボコンとした存在感のあるプラグ。  おい……まさか……。  そろりと伸ばした手に触れる突き出た部分は目の前のと同じような形のソレ。  てことは……あんなモノが俺の中に!? 「まぁ、これよりはちょっとデカいけどな」  はぁ!?

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