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第13話(3)

「こっちなら抜いてやるよ?」 「んぁっ……」  言いながら前を握られて出てしまう声を創介の口で塞がれる。  こんなところでなんて手を離して欲しいのに悲しいことに俺の屹立はどんどん硬度を上げてすぐに蜜を垂らし始めた。  クルッと向きを変えられて背後から抱き締められるように左手で口を押さえながら手の動きを速められてグッと堪えるが、プラグを締めてしまってすぐに吐息を漏らすハメになる。  自分の体なのに全部創介に支配されているようで……全然思い通りにならない。 「……そうっ!!」  限界を感じて張り詰めると、創介は俺の耳を軽く噛んでからペロッと舐める。 「イけば?」  そんな耳元で囁かれて堪えることなんてできずに俺は呆気なく精を放って乱れた息を吐きながら創介に縋りついた。  こいつのせいでこんなことになっているのにふわふわとする頭では愛しいと感じて自ら唇を寄せてしまう。  サッと創介に処理をされてベルトまで直されてから手を引かれて、俺はノロノロとトイレを後にした。  吐精後の倦怠感もあって歩くよりぼーっとさせて欲しい。 「ほら、もう町田組の上映始まるから俺らは次の準備までここで待機」  イスを示されて重だるい身体の俺は何も考えずに腰掛ける。だが、 「んはぁっ!!」  座面に勢いよく腰を降ろした俺は飛び出たプラグがグリッと刺激されてしまって机に両腕を付いて中腰でプルプルと震えた。  くっそ……泣くぞ、マジで。

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