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第14話(3)

「も……早く……」  呻きながら羞恥心も薄れてきて声を出すと、すぐに創介の手が飛び出しているプラグを掴む。 「んぁっ!!くっ……」  抜いてもらえると思ったのにグリグリと動かされて俺は枕に顔を突っ込んでその動きに堪える。  じわじわと広がる快感は少し怖い。 「やっ!!ダメっ!!」  ビクッと身体を仰け反らせると、尻にひんやりとした液体を感じた。  すぐにグチョグチョと淫らな音がし始めてもう枕に齧り付く。 「気持ちいいのか?腰揺れてる」  耳元で言われてなぜか甘い声を漏らしたことに戸惑いを隠せない。  俺……どうなってんの?  荒く乱れた息を吐きながら片目を開けてみても頭はぼんやりとうまく思考が繋がらなくて何も考えられない。 「だいぶ馴染んでるし……抜くか」  尻を撫でながら腰を抱え直されてグッと引っ張られる感覚に思わず息を張り詰めた。 「バカ……力むな」 「ぐっ……無理ぃっ!!」  あり得ない大きさのモノが尻から引き摺られるような感覚。  恐怖で俺は竦み上がる。 「いいから……力抜いてろ。ちゃんと抜いてやるから……な?」  優しい創介の言葉と背中を撫でられる温かい手を感じて俺はフーっと息を吐いた。

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