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第14話(8)

 イッたばかりなのにズンッと奥まで貫かれて窒息しそうなくらい喉がつまる。  まだ敏感過ぎるこの時に全てを支配されたようなこの突上げは苦しくてポロポロと涙が溢れた。  でも、ぼんやり見える創介の顔はいつもの余裕なんかない必死な顔で……寄せた眉も食いしばっている口も見ただけでキュンとする。  創介?……お前も気持ちいいの?俺で……そんな感じてんの? 「ゆ……ご……。ごめ……くっ」  一際深く貫かれて痛いくらい抱き締められて……びっくりするくらい俺の中で大きくなった創介がドクンと精を放つ。ゴム越しに熱いそれを感じて俺は目一杯創介にしがみついた。  ビクビクッと射精の余韻で腰を震わせる創介が愛おし過ぎて。 「好き……マジで……」  思いっきり掠れた声で何とか言葉にすると創介は乱れた髪をかき分けて泣きそうな顔のまま軽くキスをしてから抱きついてきた。 「余裕なくして結構無茶させたけど……大丈夫か?」 「んー、今、まだぼーっとしててわかんない。とりあえず……動けねぇ」  少し笑うと、創介はまた「ごめん」と呟いてそっと俺の目尻にキスしてくる。 「水要るか?」 「……まだくっついてて」  創介の胸にすり寄ると優しく髪を撫でられて、俺はそっと目を閉じた。

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