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第18話(9)
「んっ……ふっ……」
たった5日触れていないだけ。だが、もう耐えられなくて創介を求めて舌を伸ばす。
創介も激しく舌を絡めて上顎、歯列もなぞってまた深く舌を挿し入れてくれた。
「はぁっ……もう……嫌われ……た……かと」
糸の引いた状態で息を切らしながら創介を見つめると、また勢いよく口を塞がれる。激しいキスで唾液も俺の顎を伝っていった。
「雄吾……」
垂れた唾液を拭いながら目を合わされてドキッとする。眉の寄った不安げな……でも、熱のこもった目。
「嫌いになんてなれる訳ねぇだろ?」
ぎゅっと抱き締められて俺も創介の背中に回した手に力を込めた。
やっと触れられたことが嬉しくて離れたくない。
「……雄吾、やっぱお前のこと離してやれねぇわ」
「離そうとすんなよ」
掠れたような創介の声を聞いてムッとすると、創介はちょっと眉を下げて俺の両手を握る。
「だって、お前は元々ノンケじゃん。ずっと女好きだっただろ?」
「だから何だよ」
「……俺と別れてちゃんと戻った方がいいかなって……痛っ」
イライラしてきて俺はグッと唇を噛み締めて創介を殴りまくってやった。
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