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第22話(7)

 重い瞼を開けると、創介が頭を撫でていた手を止める。 「水、飲むか?」  頷くと、創介はベッドから降りて走って行った。  ダル過ぎて指も動かしたくない。  まだぼんやりとする頭のまま部屋の入口を見つめていると、グラスを持ってきた創介は片手で俺の体を起こす。  腰に鈍い痛みを感じながら眉を寄せると、ドロリと後ろに嫌な感覚があった。 「うわっ」  思わず声を上げて腰が引けると、創介はチラッとそこを見てから俺にグラスを近づけてストローを口元に持ってくる。 「まず飲んで。で、シャワー浴びつつ掻き出してやるから」 「え?」  その言葉だけでギクッと肩を揺らすと、創介は俺の尻に指を這わせて出てきた白濁をにちゃにちゃと指で弄んだ。 「こんなん腹に入れといても腹壊すだろ?」 「お前が出したんだろうが」 「あぁ。腹ん中まで俺で満たされただろ?」  満足そうに俺の腹を撫でるのを見て、奥で弾けるあの感覚が甦って腰が震える。  結局、風呂場で無理矢理掻き出されたのにまた創介に奥まで突き立てられて、俺も浴室のタイルを汚して完全に腰を抜かした。 「俺の気持ち伝わった?」 「じゅーぶん。もー腹いっぱい」 「まだ出るぞ?」 「そっちじゃねぇよ」  俺の腰、砕く気か?  ぶん殴ろうとした俺の手を握り込んで、創介はギュッと抱き締めてきた。

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