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第22話(8)
大学に行くなんて無理で、俺は創介が綺麗に整えたベッドの中で転がっている。
「昼、居ねぇと先輩たちびっくりするじゃん」
むぅ、と布団を口元まで上げて呟くと、ベッドを背にしてラグに座っていた創介は笑いながらこっちを見た。
「大和先輩に『雄吾が足腰立たないんでサボります』って送っとくか?」
「ぜってぇ止めろ!」
怒鳴ると、創介は優しく俺の頭を撫でてくる。
「まぁ、バイトはお互いサボる訳にいかねぇし……ちゃんと起こしてやるから、今はゆっくり休め。な?」
こういう単純な優しさですぐに絆されている気がした。
絶倫で、ドSで……たまに甘々に攻めてくる創介には何をされてもすぐに満たされて溶かされる。
「お前がモテるのわかる気がするわ」
「は?お前にモテねぇと意味ねぇけど?」
真顔で言われて顔が赤くなるのがわかった。
本当、そういうとこ。
「俺にとってはお前が1番かわいいし」
「いや、それは無理あるだろ」
「は?」
「俺のどこをどう見たらかわ……ふぁっ!!」
布団の上から寝かしつけるように一定のリズムでトントンとしていた手がパッと中に入ってきて、スウェットの上からやわやわと俺のモノを握る。
「その顔」
チュッと音を立ててキスをして創介は笑った。
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