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第24話「……どう?」

 数日後、インターホンが鳴ってモニターを見た俺は慌てて階段を駆け下りる。  荷物を受け取って部屋まで走った俺は中身を確認して、うひぁーと声をあげた。 「これ……ほぼ紐じゃね?」  ドキドキしながらネットで注文した下着を見つめる。  色々見ていたら訳がわからなくなってきて、結局シンプルな黒のTバッグにしたつもりだけど、前も布の面積はかなり小さいしよく見たらメッシュで透けていた。  時計を見てみると、創介がバイトを終えるまでまだ1時間ある。  俺はスウェットとその下着を持って風呂場へ走った。  とにかく、創介が帰って来る前に……一度つけてみて無理なら脱ごう!と雑多に服を脱いで浴室に急ぐ。  いつも通り髪を洗ってボディタオルで身体を洗いながら鏡に写った少し赤い自分の顔を目にして更にドキドキしてきた。  タオルを置いてボディソープを直接手に取る。  ゆっくり左手は壁に手を付いてもう片方を後ろに回すとゆっくり指を挿れる。 「んっ……ふ……」  いつもより丁寧に奥まで綺麗に……と夢中になって指を深く挿れて隅々まで洗った。 「……創介、ちょっとはドキッとすんのかな」  指を抜いて息を弾ませながらシャワーを浴びる俺の後ろはもう期待でかなり収縮を繰り返している。

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