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第24話(3)
「……創介を……ちょっとドキッとさせたくて」
恥ずかしくて創介の肩に顔を付けたままは答えると、創介は俺の腕を引いて洗面所を出る。
「それなら明るいとこでちゃんと見せろよ」
暖色系の照明が点いている洗面所から、昼白色の大きなシーリングライトのリビングに連れてこられて自分でもその黒い下着がはっきり見えてカァっと身体が熱くなった。
「待った!恥ずかしいっ!」
ギュッと目を閉じて俯くと、創介は俺の両肩に手を置いてから優しく背中を撫でてくる。
「俺のために買ったのか?」
「うぅ……」
その低い声で腰が震えた。
素直に“うん”と言うことさえ恥ずかしい。
「雄吾、ちゃんと立てって。見えねぇよ?」
ラグに座って下から見上げられて、俺は思わず手でその下着を隠した。
「手、退けろって。俺に見せるためだろ?」
優しく微笑まれてそろりと手を離す。
「でも……恥ずかしい」
戻そうとした両手はすぐに捕まえられた。
「透けてほぼ丸見えじゃん……」
顔を寄せられて腰が跳ねる。吐息のかかる距離で見られて俺のモノはもう反応して膨らみ始めていた。
「……期待してる?」
「え?」
「どんどん大きくなってる」
丸見えのそれを指でなぞられて俺は創介の頭に縋り付く。
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