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第24話(4)

「ダメだろ。ちゃんと立たないと見えねぇじゃん」  やんわり離されてしっかりと立たせられた。 「鬼か!」 「ん?なら今夜はこのままゆっくり鑑賞するか?」  ニヤリと笑う創介。こいつは本気でやりそうで俺はなぜか熱い息を吐きながら滲んでくる涙を耐える。 「やだ…………ちゃんとシて」  後ろの紐がやたら切なくて創介を見つめると、創介は俺の手を引いて抱き留めた。 「そんな顔、外ですんなよ」  急に余裕のなくなった顔でそのままラグに転がされる。  創介の髪に指を差し込んで熱い舌を自ら絡めると、創介もすぐに深く俺の口の中を隅々まで舐め回した。  でも、それさえももうもどかしくて、俺は腰を創介に擦り付ける。 「そう……もう、準備したから……挿れて」  ちゅぷじゅぷと音を立てるキスの合間にねだると、創介は唾液が繋がったまま少し口を離して目を細めた。 「お前、エロ過ぎ」  ベルトを外す音が聞こえて嬉しくなりながら下着を脱ごうとすると、その手を押さえられる。 「このままシたい」  後ろの紐をズラされて窄まりに創介の昂ぶりが押し付けられて、俺はゾクゾクと背筋に這う快感を感じながら足を開いた。

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