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第26話「騙されたのか!?」
創介の温もりと肩に乗った程よい腕の重みを感じつつ目を覚ます。ちょっと顔を上げると創介は穏やかに寝息をたてていて、とてつもない幸福感に口元が緩んだ。
「寝ててもカッコいいって何だよ」
呟きながら創介の胸にすり寄ると、無意識なのか回されている腕に力が入る。
それが嬉しくて少し体を寄せた俺は何となく嫌な予感がして固まった。
この尻に感じるキュッと食い込む感じ……着ているのはスウェットなのに下着を着けているとは思えない素肌で感じる生地感。
パッと手を回して自分の尻を触ってみるが明らかに手に触れる感じも何かおかしい。
「ん……」
ゴソゴソ動いたからか、目を覚ました創介にギュッと抱き締められるが俺はもう尻が気になって仕方なかった。
「何?」
少し掠れた創介の声が耳元でして跳ね上がる。と、後ろにも食い込んで小さく吐息を漏らした。
「んー?いい感じ?」
嬉しそうに笑う創介が上半身を起こして上から楽しそうに見下ろしてくる。
絶対に何かを企んでいる顔。
そして、俺は今……
「見せてみ?」
パッと俺のズボンに手を掛けた創介は止めるのも気にせずさっさと引き抜いた。
下を向くと見たこともない真っ白な下着。
にしたって面積はやっぱり少なくて、腰には蝶結びにされた紐って……。
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