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第26話(8)
「やぁ……そーすけぇ。……寂しい」
後ろを刺激するものがなくなって喪失感が大きくてとにかく創介に手を伸ばす。
「お前……マジで俺が居ない時に酒飲むなよ」
足の間に創介が入ってきて、俺は首の後ろに手を回しながら大きく足を開いた。
「もう、早く……来て」
創介を見上げると、創介は軽く舌打ちをして膝裏に手をやる。
窄まりにその昂りを押し当てられて期待で甘い吐息を漏らした。
エネマグラとは比べ物にならない質量の屹立が肉をかき分けながら入ってくる感覚に歓喜の声を上げながらしがみついく。
「……トコロテンかよ」
奥まで貫いた創介は動きを止めて俺の腹に飛んだもう透明に近い体液を撫でつけた。
「だって……めちゃくちゃ気持ちぃんだもん」
微笑んでうっとりとしながら乱れた息を整える。
「……くっそ。もう容赦しねぇ」
ゴクリと唾を飲み込んだ創介は俺の足を抱え直すと、激しく動き出した。
「あぁっ!ん"ぅっ……あ、アぁっ!!」
言葉通りの遠慮のない攻めに声が止められない。
思いっきり揺さぶられて叩きつけられる。
ぐちゅずちゅと鳴る水音とパンッと肉のぶつかる音さえも痺れた脳ではうまく届いてこない。
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