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「まだ、終わりじゃないよ?  今度は二人で、一緒に逝こうか?」  発言に驚く間もなく僕の体を支えるようにしながら彼はゆっくりと立ち上がり、浴室の壁に手をつかせた。  だけど僕はもう達したばかりだったし、これから何をされるのかなんて見当も付かなかったから戸惑い、彼の名を呼んだ。 「‥‥‥西園寺さん?」    すると彼はフゥと大きく息を吐き、僕のうなじに軽く口付けた。 「ごめんね、陸斗くん。  最後までは、絶対にしないから」  さっきも言っていたけれど、彼の言うところの『最後』とやらの意味するところがやはり分からない。    逝かされたばかりで力が抜け去った僕の足を彼は立ったまま開かせ、太ももの間に‥‥‥って、え!?  ‥‥‥これって絶対さっき擦り付けられた、アレだよな?  突然の事にびっくりして、反応が一瞬遅れてしまった。 「陸斗くん、しっかり足を閉じてて」  太ももを両側から押さえ付けられ、無理矢理挟まされた。    何、これ!?どういう事?  なんかわからないけれど、めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど!  慌てて逃げようとしたら、またしても彼の大きな手のひらが前に伸びてきて、さっき散々弄ばれた僕の分身を優しく握り締めた。  いつも自分で自慰行為をする時は、一度逝ったら終わりだから、すぐにこんな風に触る事はない。  なんだかくすぐったいような、ムズムズするような感じがして逃れようと身を捩ったんだけれど、後ろから抱き締めたまま彼が腰を振ると、さっきとはまた異なる感覚に翻弄された。    そしてはぁはぁと呼吸が乱れ、だらしなく開いた唇に彼はもう一方の手の指を突っ込み、ゆっくりと何度も抜き差しした。

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