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好き②
……やっぱりこんなの、完全に子供扱いじゃないか。
それがなんとなく気に食わなかったから、ちょっと吐きそうになりながらも見せ付けるようにゴクンと飲み干してニヤリと笑うと、西園寺さんは驚いたように瞳を見開いた。
「君って子は……本当に、可愛過ぎる」
……この流れで、どの辺りが?
あまりにも悪趣味で、アバタもエクボが過ぎるその発言に心底ゲンナリした。
しかしその疑問を口にする前に強く抱き寄せられ、優しいキスで唇を塞がれた。
「次は、陸斗くんの番ね?」
グルンと体を、反転させられて。
そのまま足を開かされ、彼の舌が僕のあそこに這わされた。
先端から溢れ出た透明の液体を、彼がペロペロと子猫みたいに舐めるのが、嫌でも視界に入ってくる。
この人には何度かこういった行為を既にをされてきたけれど、これにはやはりどうしても慣れる事が出来ない。
こっちがする以上にされる方が恥ずかしくて、ぎゅっと目を閉じた。
僕以上に僕の体をよく知る彼に、いつもあっさり翻弄され、蕩けさせられ、狂わされてしまう。
そして今日もまた簡単に逝かされ、彼の口内に精を吐き出させられた。
半ば放心状態のまま、彼の顔を見上げると、西園寺さんはニッと笑った。
「気持ち良かった?陸斗くん。
でも、全然足りないよね?
だってここも物欲しそうに、ひくひくしてる」
ツン、と指先で排泄器官に触れられ、体がびくんと大きく震えた。
この人と関係を持つまで、そんな場所で気持ちよくなってしまうだなんて、僕は知らなかった。
だけどそこは以前西園寺さんに宣言されていた通り、性感帯のひとつにもう彼の手で作り替えられてしまった。
「西園寺さん……意地悪ばかり、しないで」
瞳を開け、泣きそうになりながら睨み付けた。
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