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第66話
チャックを下ろすと下着の上から大きなソレに触れる。
緩く頭を擡げていてあっつい。
こんなのを我慢していたなんて。
もっと早く知りたかった。
「あったけ…」
「こっちが、良いです」
「えっちになって」
まだやわらかさの残るソコを擦り、チラチラと顔を伺う。
マスクをしなおした長岡だが、気持ち良さそうなのはわかる。
どうせ処理をするなら気持ち良い方が良い。
擦るように陰茎を扱いていく。
勿論、長岡の好きなトコロも触るのを忘れない。
「あ、やべぇ」
「ここ、好きですか?」
「知っててしてんだろ。
悪りぃ、子だな」
長岡の息が上がってきている。
なんだか、楽しくなってきた。
自分の手で長岡が気持ち良くなってくれている。
いつもの長岡の気持ちが分かるようだ。
「ここも、好きですよね」
「処理っつてんだろ。
マジでホテルに連れ込むぞ…」
声も掠れてきてえっちだ。
つられるように、つい弱いところを刺激してしまう。
意地悪とかそういうものではなく、本当についだ。
手を止めるなんて考えられない。
イって欲しい。
すっきりして欲しい。
「もう少し強くしても大丈夫ですか…?」
「あぁ、大丈夫…」
カリ裏を爪先で掻く。
ピクッと震える身体をまた見上げた。
「……遥登」
「気持ち良いですか…?」
「……あぁ、すっげぇ気持ちい」
長岡な前髪をクシャッと乱しながら目尻を染めている。
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