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第85話
グイグイと前立腺を押し込まれ腰が震える。
足の指が自分の意思とは関係なく動き、唯一自由に動かせる首がカクンと落ちた。
まだ玩具を挿入されてもしないのに、腹がヘコヘコとしてしまっている。
身体を動かせない分、与えられるモノを受け止めるしかない。
しかし、それはあまりに大きくて身体が耐えきれない。
その溢れた分が身体を動かしていた。
「サディスト、移ったんだろ。
なら、次どうされるか予測して身構えてろ」
耳元で囁かれゾクゾクしたモノが背中を走る。
そして脳天へとぶつかり、火花を起こす。
パチパチ
チカチカ
「ひろっ、げ……ぇ゛、あ゛」
鍵状にした指で孔を広げるられ、恥ずかしくてたまらない。
ナカが見えてしまう。
肉の色を。
どう蠢いているかを。
「見ちゃ、…っあ」
「見ちゃ駄目?
もう何回も見てるのに?
今更だろ」
「は、はずか……し」
「恥ずかしいのか。
なら、大丈夫だ。
遥登は恥ずかしい方が感じるだろ」
綺麗な顔がニッコリと微笑む。
とても綺麗な笑顔。
雑誌や広告に載っているような顔なのに、サディスティックさが隠しきれていない。
どう見ても加虐者だと分かる。
「は…っ、あっ、あっ、」
「力むなよ」
指が抜かれ、変わりに宛がわれるのは先程の玩具。
宛がったままローションを垂らされ、くぷくぷと浅く出し入れされる。
縁が玩具を追い掛けるのも、押し込まれ埋まるのも丸見えだ。
これがわざとでないなら正真正銘のサディスト。
「…っ!」
ローションを塗り付け満足したのか長岡はソレを押し込めた。
「ははっ、一気に飲み込んだ。
えっち」
首を振って違うと伝えても長岡はニヤニヤと口元を歪めるだけ。
淫乱、美味いか?と続けてくる。
エネマを銜えたソコを更に拡げられ、かぁぁっと全身の色が増した。
それが更に長岡を焚き付けると分かっていても。
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