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第157話

アナルの縁をなぞる動きを再開させる。 そのまま燻り続け、ジワジワと火をつける。 それが楽しい。 「はーると」 『ん、……ん、』 「膝、くっ付きそうになってんぞ」 『ご、め…なさ…っ』 言われ通りに脚を拡げ局部を晒す。 もう既に十分なほど自分好みなのだが、まぁ良いか。 こういう従順で隷属らしいのも大好きだ。 「手も止めんな。 もっと頭ん中いっぱいになれよ」 『…もどかし…い…』 「もどかしいなぁ。 でも、その顔、最高にそそる。 やぁらしくて最高」 ほんと、分かりやすい子だ。 手だけじゃ物足りない。 全然足りない。 早く大きいのが欲しい。 そんな顔をし、見詰めてくる。 すっかり布地を押し上げるほど勃起した下半身を無視し、三条の淫らな姿を頭に叩き込む。 おかずはあればあるほど良いだろ。 どんな小さなことでも、取り零したくはない。 「ちんこも良さそうだな」 『……ぁ、…それは…』 「また大きくなったのか。 そんなとこまで成長期かよ。 な、今度、コックリングしてみっか。 ガッチガチになるらしいぞ」 「……ハァ…は、……こわい、です」 「こわい? でも、ちんこはそうは思ってねぇみたいだぞ」 ペチッと腹を打つように震える陰茎。 恐怖を感じるなら萎えるはずだ。 なのに、そうはなっていない。 いや、正確には未知の体験への恐怖より好奇心が勝っているのだろう。 自分からは快感しか与えられないと頭が学習しているはずだ。 それに加え、知的好奇心も強い。 知りたいのだろう。 その刺激がどれほどなのか。 どれほど甘いのか。 『……っ』 「こわいけど、気になるよな。 知りたいだろ」 潤む目が目蓋で隠された。 そして、僅かに頭が上下する。 ほら、可愛いだろ。

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