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第161話

頭が沸騰しそうに恥ずかしい。 なのに、興奮する。 はしたない姿を見せ興奮している。 どうしよ、乳首…触りたい… 詰まんで、引っ張られ、たい…… 長岡の指の動きを想像してしまう。 器用に動くあの指。 『遥登、ココ好きだろ』 責める声。 『乳首で感じて恥ずかしい? その顔、最高に好き』 支配される幸福感。 想像するだけで身体が喜ぶ。 アナルがきゅぅっと締まり、ローターを飲み込もうとした。 恋人から与えられる甘いものは全部欲しい。 全部、自分のもの。 シャツを噛むことで声は抑えられるが、どうしても息が荒くなってしまう。 酸素が薄くなるのも一因だ。 だけど、そんなことを考えられない。 セックスしたいとそればかりを考えてしまう。 蕩けた目も、殺しきれない媚びた声も、しっかりと長岡の元へと届いている。 「……っ、」 『なに想像してんだ。 言ってみ』 「…ま、正宗さんに、乳首……いじ、め、られるの」 『俺に乳首いじめられるの?』 「ん、酷いっ、こと言われ…のも」 『酷いこと? 俺、そんなん言うか』 言う。 淫乱だ、変態だと罵る。 やらしい身体だと声や視線で犯してくる。 『そんなこと想像してケツ、ヒク付かせてんのか。 マゾってすげぇな。 あ、ローター銜えんじゃねぇよ』 それ。 その声。 その話し方。 口調。 たまらない。 もっと欲しい。 「…………も、と」 『もっと、なんだよ』 「ののしっ、て…くださ」

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