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第164話

ご褒美、欲しい…… 週末…… 頭の中は週末のご褒美で占められていく。 もしかしたら長岡の手で扱いて貰えるかもしれない。 もしかしたら、セックスして貰えるかも。 甘い期待だ。 それでも、考えてしまう。 「ご褒美、欲しいです…」 『じゃ、射精は駄目だ。 出来るな』 「出来ます…、…します……」 期待でも、したい。 長岡なら、きっとうんと甘やかしてくれると頭が覚えているから。 『良い子だな。 じゃあ、ローター入れるか?』 「い、い…んですか…」 『射精しなければな。 ケツでイクなら良いぞ』 ケツでイク。 今や三条にとって容易いことだ。 陰茎の刺激がなくても前立腺や精嚢を抉られれば性的絶頂を得ることが出来る。 「あの……、と、…………ところてんは、」 『ノーカン。 そこまで鬼じゃねぇよ』 「…ありがとう、ございます」 『ありがとうで良いのかよ。 …ま、良いか。 ほら、ローター銜えて腰触れよ。 それおかずにすっから』 おずおずと体制を建て直すと、ローターを手に取る。 コレでしかイくことが出来ない。 こんな小さな機械にイかされることしか許されていない。 ゾクゾクする。 そんな姿をおかずにされる。 たまらない。 背徳的で、たまらない。 「い、れます…。 あの、見て、ください」 『ん。 見てる。 ローターが入るな。 あーあー、んなすぐに飲み込んで、待ちきれなかったのかよ』 「……まち、きれなかった、です」 『へぇ。 素直だな。 じゃ、スイッチ入れな。 あ、服でもタオルでも良いから口にあてとけ』 「はい、」 タオルを宛がい、期待で震える指をスイッチに添える。 これを捻ればローターが震える。 カメラの真ん中で陰茎がフル…ッと揺れた。

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