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第168話
ケツから出ている持ち手部分を揺らし中への振動に加勢させ、ローターの刺激と共に身体を昂らせていく。
だけど、まだ少し足りなくてイきたくてもイけない。
強い刺激に慣れすぎた、なんて考えたくはないが多少は影響があるのかもしれない。
長岡の大きいモノでガツガツと貪るように交わるセックス。
過ぎるほどの快感に溺れる性行為は、確かに激しい。
あのセックスは例えようがない。
「ん…っ、…んんっ」
長岡も自慰をはじめて2人で見合いをしてもだ。
「ぅ、」
足りない。
イきたい。
「……ぅッン」
それなのに、腰の動きも止められなくて、はしたなくカクカクと揺らしてしまう。
あさましい姿を晒しても足りない。
『遥登』
低い声が自分の名前を呼ぶ。
『気持ちいな』
細められる目が気持ち良さそうだ。
「ん、」
『でも、足りねぇだろ。
遥登、えっちだもんな』
ゾクっとした。
責められる。
そんな期待で。
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