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第171話
最近漸く視姦される興奮を覚えてきた。
だが、誰でも良い訳ではない。
あの目に見られると興奮してくる。
あの子の目でなければ駄目だ。
他の奴じゃ、こうはならない。
寧ろムカ付いて萎えるだろう。
「あ゛ー…、きもち…」
扱く竿の下で玉がパンパンになってきた。
精液が巡っているかのように、下腹部が痛重くなる。
早くあの気持ちの良いところにマーキングしたい。
俺だって、においを塗り込めたい。
早くセックスがしたい。
たけど、週末までお預けだ。
自分は射精するので些か─というより結構─狡いとは思うが、その分堪えられて沢山気持ち良く出来るはずだ。
ガッツリ奥まで嵌めてやる。
「あー、イきそ……。
遥登…名前、読んでくれるか」
『正宗さん、』
「ん、」
『正宗さん、…イってください』
この声も良い。
出会った頃より低くなった声が、自分の名前を呼ぶ。
これも、興奮する。
名前を呼ばれるだけで、こんなに興奮出来るなんて変態だ。
だけど、扱く手が止まらないくらいには気持ち良い。
耳から快感が拡がっていく。
それが局部へと伝わり、血流を多くする。
だからこんなにガチガチだ。
玉もきゅぅっとせり上がり射精準備を整えていく。
親指の腹で鈴口も弄りながら、カメラを見、視覚と聴覚を三条で満たす。
これが最高に気持ちが良い。
正直に言えば、本人を目の前にし、本人の身体を弄り倒すのが1番なのだが、三条にも学校生活があるので我が儘は言えない。
『イくの、見たいです…。
正宗さん』
「イく……、イく」
手が濡れる感覚に頭だけが冷めていった。
あ゛ー……
オナ禁すっか…
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