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第179話

「3本すっかり飲み込んだな。 きつくねぇか」 「ん、へ…き…」 いつ見ても驚くほどすんなり自分の指やモノを受け入れてくれる三条。 食事の後も思うが、この薄ぺらい身体のどこにそんなスペースがあるのだろうか。 人体は不思議だ、神秘だ、なんて聞くがそれにも頷ける。 排泄器に男の快楽を得る器官が存在するなんて 指を入れながら舐めようかと思っていると、ブランケットを握り締めていた手が下りてきた。 「はぁ…っ、あ、…」 すると、臍の下辺りに爪をたてた。 引っ掻くと言うには大袈裟だが、それでもソコを爪の先で擦るように撫でる。 まるでなにかを求めるように。 三条は陰茎の刺激より、アナルを満たされたいらしい。 「遥登」 その手を掴み、止めさせる。 まったくの無意識だろうが、傷でもつくったら大変だ。 只でさえ毛のないソコを他人に見せるつもりか。 俺のだぞ。 最近は手入れしているようが当たり前、の意識を持つ人が増えてきておりVIO脱毛も珍しくはないが。 先取りだったのか。 なんにせよ、これはお手入れと言うより独占欲の意味がある行為なので、極力他人には見せたくないのが本音だ。 傷付けないように、指でその甲をすりっと撫でた。 ただのまじないだ。 そんなもの信じている訳ではない。 だけど、なんとなくそうした。 「入んぞ。 息、詰めんな…」 自身のモノにコンドームを被せ、数度アナルをなぞる。 ぬるっと逃げる感覚に三条は腰を捻るのがたまらなく可愛い。 そんなことをしても、欲しい欲しいと口を開ける。 なのに、いざ宛がうときゅぅっと締まる。 可愛いが、これでは入れない。 押し込んだとしても三条に痛みがあるだろう。 「いーき。 ゆっくり吸って、吐いて…そうだ。 もっかい。 吸って…吐いて」 薄い胸を上下させ言う通りに呼吸をするのを見守り、タイミングを合わせてカリを埋めた。 大きく張った亀頭が入れば後は埋め込むのは簡単だ。 ぬぷぷっと飲み込まれていく気持ち良さに息を吐いた。

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