184 / 502

第185話

ゴクンと飲み込むも喉に絡まるように濃い。 本当にこの数日間、射精を我慢したようだ。 「濃いな。 どろっどろ。 俺の喉、妊娠させる気かよ」 「…そんな、しませ…」 「しねぇの? あぁ、遥登は中出しされる方が好きだったな。 今、精液やるから安心しろ」 コンドームを三条の腹に放ると、そのまま腰をがっしりと掴み抽挿を繰り返す。 何度セックスしても気持ちが良い。 奥に突き込むとぎゅぅっと締め付け、引き抜くと駄目とばかりに吸い付いてくる。 しかもナカはビチッと自身のモノに纏わり付き好きと伝えてくる。 背骨が溶けそうなほどの快感だ。 「あっ、あっ、」 「今日、ゴム破ってねぇや。 出せねぇな」 たまらない顔をするな。 酷くしてしまう。 もっと。 ぐちゃぐちゃにしたくなる。 恋人に触れるところから熱を帯び、身体全体がアツい。 「ほっ、…ぃ、……ほし、っぃ」 「じゃあ、今から抜くか。 我慢、出来んのかよ、なぁ」 「でっ、できっ、……な…」 「なら、揺さぶられてろ。 今…、出すから、」 腰を突き入れる度に背中が浮く。 まるで吊り橋の体位みたいだ。 今度はその体位も良いな。 そして、潮でも吹いたらAVみたいで身体中を真っ赤にした三条が見られる。 「んんっ、…ぁ、きもち…」 「ほんと、かわい」 もっと気持ち良くしてやりたいが、自分の方が限界が近い。 腰を押し付けながら弁を抜けた内臓を突き、無遠慮にピストンする。 三条の脚がバタ付いたので腕に引っ掛け更に大股に拡げた。 射精したい。 この気持ち良いナカに。 髪がパラパラと落ちてきて邪魔だ。 だけど、それを払う隙があるのなら三条を犯したい。 犯して、犯して、犯して。 「あ…っ、は……く、ぅ、…」 「あ゛ー、イきそ」 ぶち犯したい。 「イく、……出す」 うんうんと頷く三条のことも考えず、ただ射精する為の動きを繰り返した。 「…っいく」 ジワ…っ、と先にあたたかなモノが触れ、そのまま身体を倒した。 受け止めてくれるのは細い身体。 ブランケットは邪魔だが、それでも、触れる体温に安堵しドクドクと精液を吐き出した。

ともだちにシェアしよう!