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第234話

スラックスの上から陰茎をなぞられ、ゾワゾワが全身に拡がる。 気持ち良い。 ろくすっぽ自慰もしなかった今の身体に、恋人からの刺激はたまらない。 「ヌく暇なかったか。 寝るか勉強するかだったもんな」 「…ん、」 「な、今からきもちーくなるの想像してみ」 陰茎を扱かれる気持ち良さ。 アナルをめちゃくちゃにされる気持ち良さ。 射精されるのも気持ち良い。 乳首も、口の中も、酷くされたい。 全部、好き。 「あーあー、可愛い顔晒して。 この顔、写真撮ろっかなぁ」 「…っん、」 スラックスを押し上げはじめたソレをゆっくりとなぞられ、変な声が漏れてしまった。 慌てて口を塞ぐが、もうしっかりとお互いの耳に届いた後。 「シャツ捲ってられねぇなら脱がすぞ。 …やっぱ待て。 ネクタイ外して少し待っててくれ」 「え…、は、い」 寝室へと行った長岡の言う通り、ネクタイを引き抜く。 まだドキドキする。 こんな格好で、期待、してしまう。 この先を。 どんな写真を撮るのかを。 「お待たせ。 ほら、好きだろ」 「あ…」 好き。 手渡されたのは首輪。 そして、長岡の手にはローションボトルとリード。 「す…き」 「良かった。 じゃ、付けろ」 「はい」 金属音を聞きながらベルトを締める。 もう見なくてもモタ付くことなく装着出来るようになった。 確認を得るように恋人を見上げれば、満足そうに目を細められた。 この顔も好き。 下着の中でもう十分に硬度を持ったソレすら反応してしまう。 「やっぱ良く似合うな。 良い子だ」 ぽん、と頭にのせられた手の感覚に理性が溶けてしまう。

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