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第245話
「あ゛ー、イく…」
ソファの背面を舐めていると背中に掠れた声が降ってきた。
隙間ばかりの股でちゃんと気持ち良くなれているのか不安だったが、玉にも擦り付けるように動かしていたので多少は摩擦があったらしく安心だ。
前程ではないとはいえ、この身体はコンプレックスの1つ。
そういえば、こんな風にソファを舐めるのは2回目だ。
1回目は、まだ付き合う前。
その時はいつかこんな風に首輪を着けてもらいまた舐めることになるとは思いもしなかった。
だけど、今、とてもしあわせだ。
「…っ」
息を飲んだ声がした。
そして、腰を掴む手に力が入る。
イったんだと理解した。
「あ゛ー…」
そして、賢者タイムに突入したらしい。
自身も先程ゾーンに入ったが、はやりドライでイく方が良い。
気持ち良さに天井がないというか。
連続でイけるのも好きだ。
だけど、本当にぶっかけてはもらえなかった。
舐め終わったことを確認して、そっと後ろを伺った。
「んな悄気んな。
トイレ行くぞ。
やっぱ風呂場だ」
「え…」
リードを引かれ立ち上がると、そのまま廊下へと連れていかれる。
その際、ブランケットを床に落としてしまい拾おうとしたのだが、長岡にはそのままで構わないと言われてしまう。
本当に良いのだろうかと思いながらも、もう浴室だ。
「お座り」
ペタン、と床にケツを付けても寒くない。
「犬みてぇに股拡げろ。
もっと腰付き出して」
「…、はい」
犬のちんちんのようやポーズに流石に羞恥心を覚えるが、長岡はご満悦。
恥ずかしいことをさせて喜べるのだから本物のサディストだ。
「ご褒美な」
そして、手に持った使用済みのコンドームを逆さまにし、勃起した陰茎にかけてきた。
体温から冷めた、だけどまだ濃度のあるソレ。
それがドロッと陰茎を伝いケツへと流れていく。
なんてご褒美だろう。
嬉しい。
舐めれないが、これはこれで興奮する。
「あ…り、がとう、ございます」
「ありがとうって。
ほんとマゾいな。
けど、今日だけな」
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