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第307話

今まで舐めていた指をアナルへと突き刺され、三条は長岡の頭を抱こうとした。 けれど、その手をキツく握り締め、その衝動を抑える。 「…んッ」 陰茎に触るからという言葉を鵜呑みにしたのがいけなかった。 長岡はこうしてよくガス抜きをしてくれる。 自分では溜まっているのが分からないので、助かってはいるのだが、なにぶん自分にそのことを伝えない。 これも、自分のことを考えてくれているからだと分かっているので責めたりするつもりもないのだが。 それにしてもいきなりで、夕飯をしっかり食べてきたことを思い出してしまう。 「ばんごはっん、…ん、食べたから…」 「言ってなかったからな。 沢山食ったか?」 こくりと頷くも指の動きはとまらない。 「良い子だな。 沢山食って、大きくなれ」 「ちっ、がぁ…っ」 腹の掃除だってしていないのに。 なのに、長岡は楽しそうな顔でアナルを解す。 「はる」 ぼんやりと霞む視界を集中させ長岡を見詰めると、べっと舌を出した。 まさか…。 まさか……。 「だ…っ、あっ」 陰茎を口を銜えられ、ゾクゾクした快感が腰から脳へと駆けた。 身震いするような刺激に靴の中で足の指を丸める。 これは、やばい。 アナルと陰茎、同時は駄目だ。 一昨日トイレで処理をしたっきりの下半身は気持ち良い気持ち良いと脳へと伝えてしまい、すぐにでもイってしまいそう。 流石にこんなに早くイくなんて出来ない。 恥ずかし過ぎる。 「正宗さ、ん…」 「ふぉふぉ、いえおよ」 「そ、と…って…」 「んー?」 というか、銜えたまま喋られると振動が…。 「ははっ、ほら、すげぇでかくなった」 「…っ」

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