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第315話
押さえ付ける手首が男の力で押し返される。
「……ッ!」
アナルの締め付けが一層キツくなり、腹もビクビクと震えた。
イったと分かるそれらに指の動きを止める。
「ぅ゛……っ、…ん゛……」
ドライとウエット。
2つの刺激に三条の顔はとても色っぽくなっていて、膝が当たっている股間が更にイライラする。
敏感になっているナカを無遠慮に掻き混ぜたいが、それは今度だ。
今日は会える時間も短い。
それに、これだけ良いおかずをもらえたんだ。
丼飯何杯でも掻き込める。
腹の動きに合わせて指を引き抜くと、手の拘束も外した。
強く握っていたせいで赤くなってしまっている。
少しだけ擦り血流を応援する。
悪かったと反省しながら。
「脚拡げて、キスされてぇとこ見せてみ」
「……こ、こ…」
三条はコンドームもそのままに際どいトコロを見せてきた。
「ここ?
ここで良いのか?」
「ここが、良い……です…」
確認するようにソコを撫でると、もう1度ソコ…と小さな声が降ってきた。
「じゃ、遠慮なく付けるな。
弟にバレんなよ」
なんて、下着で隠れるトコロがバレるなんて思ってもいない。
ぢゅっと吸い付き、おまけとばかりにソコを舐める。
少しだけ汗の味がするのがえろい。
「…あの、正宗さんも…」
「俺は良いって。
このまま焦れたまま帰ってオナるから、見てくれ」
「でも……。
職質とかされたら…」
「勃起は生理現象だろ。
えろいこと考えてなくても勃つだろ。
平気だ」
まだなにかを言いたそうなので、陰茎からゴムを外し目の前に翳した。
「コレ、飲ましてくれたら良いけど」
「…………飲んで、ください」
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