387 / 729
第387話
『乳首、まだそんなに感じねぇ?』
「イ、けるほどでは……」
『1人で開発されんのもあれだしな。
ま、追々か。
少しだけ弄って見せてくれよ』
いきなり局部は触らせてもらえないらしい。
長岡も、明日も休み。
時間をかけてするのだろうか。
期待、してしまう。
自身の手を使っても、自慰とは異なる快感。
その甘ったるさに唾液を飲み込んだ。
「……触り、ます」
『俺に見られてんのだけ意識してくれ』
画面越しに視線を絡め合う。
えっちだ。
こんなオナニーを見せ付けて、恥ずかしいのに嬉しい。
見られている。
あの目が、淫らなことをしている自分を見ている。
それだけで、息が上がる。
『気持ち良さそうだな』
「……ん、…きも、ち…い…」
『ちゃんと言えて良い子だ』
足りない。
けど、長岡が見くれているだけでいつもの何倍も気持ち良い。
乳首が気持ち良いと思える。
捲っていた服が落ちたが、長岡は構わないと言う。
そのまま服の中で乳首をつねったり捻ったり、先を爪先で掻いたりとしていく。
その姿を見ながら、長岡は飲み物を飲んだ。
ともだちにシェアしよう!