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第388話

なんとも言えない色気にクラクラする。 まるで、自分の恥ずかしい姿を肴にしているみたいだ。 楽しそうな目に服を透かさてれているような錯覚さえしてくる。 『勃ってるか?』 「え、…と、勃ってるって…ほどでは、」 気持ち良いは良いが、下半身が勃ち上がるほどではない。 ムズムズするし、下腹部へと刺激もくるが、それよりも長岡に見られていることの方が興奮する。 犯されているみたいな視線が良い。 『前に乳首にクリップつけて散歩したろ。 どうだった?』 「え……」 あの寒い日、首輪に乳首にクリップをつけて長岡を散歩をした。 そして、外でそれを長岡へと見せ付けた。 「こ、ふん…しました…」 思い出すと臍の下辺りがモゾモゾしてくる。 あんな変態行為。 人として駄目な行為なのに。 犯罪一歩手前なのに…。 「……ん、」 『ほら、感じてきた。 遥登は恥ずかしいの好きだもんな』 息が上がる。 手が止まらない。 もっと乳首を弄りたい。 摘まんで、引っ掻いて、長岡に噛まれたい。 痛いくらいに噛んで欲しい。 そうしたら、気持ち良い。 長岡の犬歯がグッと肉を潰す。 息がかかる乳輪も気持ちが良い。 とろんとした目で画面を見詰めると、長岡が綺麗な唇を吊り上げた。 『今は?』 「勃って、ます…」 『スキモノ』 「……きらい、ですか」 『大好きだよ。 遥登なら、殊更な』

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