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第391話

三条の指がアナルに触れると、ヒクッと息づいた。 それがたまらなくえろい。 そのまま指を埋め込ませたら、どんなに気持ち良さそうな顔をするか。 入れては駄目だと待てを提示たら、どんなに泣きそうな顔をするか。 どっちを選んでも楽しい。 上がる口端を抑えきれない。 好きだから愛したい。 好きだから酷くしたい。 相反する気持ちのようで、根は同じだ。 『見え…ます、か』 「あぁ。 丸見え。 えろくてたまんねぇ」 『う……ぃ…』 微かな声だ。 だけど、イヤホンのお陰で確かに耳に届く。 嬉しいです そんな男を煽るだけの言葉を、毒気のない顔で吐く。 天性の誑しだ。 「遥登、ケツもっと拡げて」 ローションを塗り付けていた指を離すと、僅かな肉を割り拡げる。 すごい体制になり見せ付ける姿から、普段の優秀な姿は想像出来ない。 性に貪欲で、破廉恥だ。 だけど、下品ではない。 品がある行為ではないのは理解しているが、だからといって下品だとも思わないのがセックスという行為だ。 『正宗さんの、で……た…縦に……われ、ちゃいました…』 ほんと、ちんこがイライラする。

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