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第392話

三条の言う通り自分のカタチを覚え縦に割れたアナル。 ソコを開く指。 その爪を見た。 短く切り揃えられており、アナルを傷付けることもなさそうだ。 「弄りたいか」 「……良い、ん…ですか…?」 「良いよ。 けど、まずは指1本だけな」 三条の目が、本当に…?と揺れるが、そんなに毎回焦らしているだろうか。 それに関しては無自覚なことが多いのでなんとも言えない。 無自覚なのは、三条の煽りも同じだ。 清く正しく清白そうな見た目からは想像出来ないほど淫らだ。 男を誘うあの目。 媚びる声。 誰にも見せてやるつもりはないが、たまらないものだ。 それに比べたら、自分なんてぬるま湯だ。 『…いれ、ます』 宛がう指が縁を押し分け入り込む。 「あー、入ってくな」 ぬぷっと潤滑剤の滑りを借り入り込むと、今度は動かしても良いかと伺ってきた。 「良いぞ。 オナニーして見せろ」 『はい…』 ゆっくりと引き抜かれ、同じだけゆっくりと埋め込まれる指を見ながら、長岡はまた飲み物を飲んだ。

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