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第397話
『ま、さむねさん……見てくださ…いっ』
2本の指をぐっぽりと銜え込んだ姿だけでも淫らなのに、三条は僅かに腰を上げた。
指が1本入るかどうかの距離でしかない。
だけど、羞恥心が強く品行方正な三条がするととても淫靡だ。
はしたないことをさせている興奮に、鈴口からジワッと先走りが溢れる。
「見てる。
えっろい穴が丸見えだよ。
もっと見せろ」
『は、い…』
竿を扱くだけで気持ち良い。
おかずが極上だからだ。
アナルをいじりながらも、時々ナカの肉を見せてくれるので、手がとまらない。
蠢く肉の生々しさ。
締め付けられる力。
蕩けた表情。
上擦った声。
セックスの時のそれらを頭がつぶさに思い出す。
激しく抱きたい。
抱き潰したい。
そんな口に出さない思いを自分のモノへとぶつけた。
『俺も…ほし……』
「なにが欲しい?」
『まさ…、正宗さんの…』
「これ?」
腰を上げて局部を写すと三条はうんうんと頷く。
そんなに欲してくれるなんてな。
『それ、ほし……』
「今度な。
沢山焦れてろよ」
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