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第416話

「あっ……、あ…っ、」 「まさか遥登から誘惑してくるとはな」 自分のマフラーと三条の物で右手と右足、左手と左足を拘束し、ベッドへと転がした。 勿論、ケツに“しまわれた”ローターのスイッチを入れて。 ランダム設定にし、リモコンはわざとサイドチェストへと置いた。 目の前にあるのに手は届かない。 三条はそういうことが好きだから喜んでケツを揺らしている。 車内でローターを舐め、アナルに“しまって”いた三条へのサービスだ。 「ごめっ、なさ…っ、勝手なこと………あっ、あっ、はげっ……ぃっ」 「激しいの好きだろ」 ランダム設定にしたので、その内もどかしい動きへとかわるだろうが。 クローゼットから玩具箱を取り出し、三条の好きな物をベッドへと放っていく。 その都度、三条は嬉しそうに目を蕩けさせる。 元々使おうと用意していた玩具は洗面台。 お湯であたためてやろうと思っていたのだが、そんなに待ちきれないのなら先に舐めておかなければ。 「バイブも用意してたけど、そんなに待ちきれねぇなんてな。 ほら、乳首クリップもあるぞ。 後で付けてやるからな 今日の為に味付きのコンドームも買ったんだよ。 遥登と同じ、さくらんぼ味」 「ごっ、ぇ……まさっ、」 「腹一杯になるまで味わえ」 顎を上げさせると、飲み込めきれない唾液がマスクを濡らしていた。 耳から外し床へと落とす。 「ま…っ、さむね、さ…」 「顎上げてろ」 首輪を着ける。 自分のモノ感がより一層増した。 褒めるように頭をくしゃくしゃと撫でる。 「よく似合うな」 これからこの子を存分に鳴かせてやる。

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