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第417話
「動くなよ。
逃げたら、縛って放置するからな。
嫌ならセーフワードだ」
「は…っ、い……ん゛、…あ…っ、」
マフラーの拘束を外しべルトへと手を伸ばす。
ビクッと手が動いたが、すぐにシーツを握り締めた。
従順で良い子だ。
だからこそ、酷くしてしまうというのに。
その手を見ながらフロントを寛げる。
既に先走りを滲ませ頭をもたげてきてるのがパンツ越しでも分かった。
本当に頭が良い子だ。
ナニをされるのか想像出来、それに期待をしているのだろう。
焦らすようにウエストゴムの上を爪先でなぞる。
「んん…っ」
身を捩りはするが抵抗はしない。
手もシーツを握ったまま。
思った通りに動く身体を更になぞる。
焦れったそうな声に気を良くした長岡は、指先だけをゴムの内側へと滑り込ませた。
第一関節だけ。
だけど、下着の中を覗くには充分な指だ。
ゆっくりと下ろしていくと今日も丁寧に処理されたソコが見えた。
「今日も綺麗なパイパンだな。
俺に見せる為に綺麗にしてきてくれた?」
「………は、い」
「また俺にも剃らせろよ」
三条は口をきゅっと結び僅かに頭を上下させた。
キスをしたくなるが、ぐっと我慢。
それにしても、いつみても綺麗につるつるだ。
薄くふわっとしか生えていなかった毛を最後に見たのはいつの日か。
それくらい“この姿”が普通になった。
中途半端な露出をする下着ごとボトムスを脱がせ、下半身だけを丸出しにする。
忘れるなとばかりにローターのコードがチラリと見える。
これを車内で挿入したのだと思うと、少しのイラだちと興奮を覚える。
ボトムスをベッドの外へと放り投げた。
そして、膝頭をグイッ割り広げ、
内腿の際どい箇所にぢゅっと吸い付いた。
「ん、っ」
「少しだけご褒美な」
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