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第426話

ビクビクと跳ねる身体を抑えきれないでいる三条は、もう何度もクリップを外している。 そのお陰で乳首は赤くなっていた。 白い肌に映えるいやらしい色だ。 「あ゛…っ、あっ、…アッ…あっ」 バイブを振動させながら手で扱いてやれば、敏感な三条は面白いほど身体を震わせる。 イきそうになったところで根本を掴みインターバルを与えるので、嫌々と頭を振って髪はぐちゃぐちゃ。 アナルもぐっちゃぐちゃ。 意味のない音で喘ぐ口元もだ。 ぐちゃぐちゃになった恋人の可愛いことといっ たらない。 たまらない。 全身トロトロなのに、目だけは真っ直ぐに自分を見詰める。 しかも、最初に惹かれたあの目でだ。 昂るのを抑えきれない。 ボトムスと下着ごとずり下げ自分のモノを晒す。 すると、三条の目が媚びた。 貰えるとばかりに。 欲に忠実で、腰にクる。 「…アッ……あっ、ま、…ん、そ、…ア゛ッ」 だが、すぐに与えては勿体ないだろ。 「遥登の大好きな玩具、排泄してみせろよ」 「…は……、アッ、い」 「股かっ開いて、恥ずかしくて気持ち良いだろ。 好きだもんな」 不自由な体制で力むのは頭がストップをかけるのか中々動かない。 ふとんの上なのも大きな要因の1つだろう。 だが、ここらから動かすつもりもない。 自分の顔からそれを悟るのか、三条は必死に下腹部へと力を入れている。

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