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第535話

適当に座り、その間で手を上下に扱く。 あの口の中も蹂躙したい。 キスしてながら唇を舐めると、三条は口を開けてくれる。 そこから舌を入れて、三条の体温の高いそれを舐める。 そうやって唾液を飲ませても興奮するし、自分が飲むのも興奮する。 その時の三条の恥ずかしそうで気持ち良さそうな顔と言ったらない。 あ゛ー…、くっそかわい… 『あの……』 三条はカメラの位置を変えると、シャツを捲り臍を見せた。 更にボトムスをずらし下腹部を見せる。 『…俺で、が、良いです。 俺を……見て、ください』 先程の三条の残像ではなく、目の前の自分を見て欲しい。 そんな気持ちが伝わってくる。 可愛くてかわいくて仕方がない。 にやける口元をそのままに口を開く。 「良いのかよ」 『は、い』 「甘やかしてくれんだな。 なら、名前も読んでくれ」 『正宗さん』 「ん、」 目の前の照れた顔。 恥ずかしいけど嬉しそうな声。 想像も良いが、目の前の本人も最高だ。

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