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第616話
すっかり下着を下ろすと期待に勃ち上がったソレが震えていた。
恥ずかしさと期待、どちらともとれる表情も艶めかしい。
「あぁ、試験勉強中も綺麗にして良い子だな。
綺麗につるつるじゃねぇか」
「……は、恥ずかし、い…」
「恥ずかしい?
でも、良いなぁ、その顔」
「正宗さん…」
口から出るのは愛情を沢山含んだ辱しめの言葉。
今にも泣きそうな顔をされ、自身もムラッとしてくる。
もっと、その顔が見たい。
その顔を歪めたい。
どうせなら泣かせたい。
「今日、は…意地が悪い…」
「意地が悪い俺は嫌いか?」
「好き…ですけど…」
「けど?」
「……恥ずかしい、です…」
その顔が見たいからだと言いたいが、言ったら顔を隠すだろう。
それは勿体ないので決して口にはしない。
顔に出る分は致し方ない。
指先でソレを撫でてみる。
ピクピクと頭を擡げていく辺り溜まってはいるらしい。
勉強や緊張で処理処ではないのは理解しているが、それにしてもだ。
実家暮らしのデメリットもあるのだろう。
なら、すっきりさせて帰すしかない。
長岡はサイドチェストへと手を伸ばした。
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