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第618話
潤滑油が空気と混ざる音のいやらしいこと。
ぐちゃぐちゃ、クチ…っ、と鼓膜からも三条を辱しめる。
だけど、それは同時に喜ばせることとなり、三条の陰茎はガチガチに勃起していた。
「ぁ……、ぁっ、」
「気持ちいなぁ」
「…ん、…っぁ、…はやっ、はやい…っ」
久し振りの刺激に堪えられないのか扱く腕に手を重ねられるがやめてやるはずもない。
振りほどくだけの力もない細い手は、まるで一緒に扱いているようにも見える。
絶景だ。
「これくらいが好きだったろ」
「…ひさ…ぶりだから…っ、あっ」
「久し振りだから敏感になってる?」
「そっ、…ん、んんッ、」
鈴口からジワッと先走りが滲み出している。
久し振りだから敏感になっているは事実だろうが、身体は喜んでいるのだから大丈夫。
今にも腰を突き出しそうなところで、パッと手を離した。
じわっと滲む涙がたまらない。
ゾクゾクする。
「ぁ…、」
「次は、ココ」
そう言い、アナルをつついた。
途端に指を食もうとする可愛い器官。
口角が上がって仕方がない。
垂れたローションの滑りを借り、指を埋め込んだ。
あたたかくて、締まりが良くて、指だけでも気持ちが良いのが解る。
勿論、何回も何十回も、何百回も挿入してきたのでそのナカの気持ち良さは知っている。
知っているが、試験前だからと性的な接触は避けてきていたので改めて性的な触れ合いをするとその良さを熟重い知る。
ねっとりとしゃぶるように締め上げてくる肉壁。
離したくないと媚びを売る括約筋。
久し振りのセックスに長岡の加虐心が燃え上がる。
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