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第619話
ベッドの上でもぞもぞと動く恋人に当てられ自身の下半身もアツくなってきている。
それもそうだ。
こんな淫らな姿は久し振りだ。
それに、そんな淫らな姿を晒す愛おしい子を自分のベッドに押し倒しているんだ。
興奮しないはずがない。
「…っ、」
ボトムスをずり下ろし、自身のモノを取り出すと三条の身体の赤みが一層増した。
見慣れているだろうに、本当に可愛い。
「好きだろ」
「そ、れは…」
「泣くほどよがるくせに」
しっかりと勃起させたところで避妊具を宛がった。
スルスルと下ろしていき、再度向き直るとソコから目を離せないでいる。
これが好き以外のなにかであるはずがない。
「今日は、ドライでイけ」
その言葉の意味を理解したのか三条の顔がより蕩ける。
普段はどこに隠しているのか色気がすごく、飲まれそうだ。
真面目な一面とのギャップ。
簡単に言えばそうなのかもしれないが、その色気を自分が引き出せたと思うと更に気分は良い。
普段が品行方正であればあるほど、今日のに限った話をするなら教員採用試験を受けてきた子の優等生を剥ぐ。
その行為は、なんともたまらない背徳感だ。
そして、優越感。
試験官達も見抜けない、本質。
腰を抱き付き自分の方に寄せると三条の喉から声にならない音が漏れた。
「良いな、その声。
もっと出せよ」
自分の喉から出たとは思えない声色が三条を撫でた。
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