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第625話
射精感に腰を掴み直す。
その瞬間の三条の纏う空気と言ったらない。
まるで獲物だ。
マゾくて、加虐心が煽られる。
もっと酷くしたい。
もっと溺れさせたい。
自分のことしか考えさせたくない。
試験優先の生活で、こんな時間は久し振りだ。
今日くらい、許してくれ。
「…ぃ…っ、…いくっ、い…っ」
ビクッと脚が震え、身体を挟んできた。
ギューッと挟み、力が緩む。
だが、また次の瞬間にはギューッと締められる。
三条の陰茎は勃っているがソコではイってないらしい。
カウパーをダラダラ垂らしてはいても、アナルでイっている。
本当に、好みの身体だ。
「次は、俺な」
「イ゛ッ…て、る゛…っ、」
「知ってる」
「イ゛…っ……ぁ、ァ゛…っ」
1度イったら抜かなければだ。
生での中出しとは違う。
ダプダプに注ぎ込みたいが、避妊具はそういうつくりをしていない。
くっそ…っ
「もっかい、イけ…っ、イけっ」
「ま゛ッ…て、…い゛…っ、ぅ、あぁ…っ」
自分のかわりに三条をまたイかせる。
そうしてやっと自分の番だ。
「イかせてくれ…」
ゴムの中での射精だが、三条のナカの気持ち良さに腰がゾクゾクとした。
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