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第645話

舌を伸ばしてソレに触れると、目の前の腰が大きく揺れた。 いつまで経っても慣れない羞恥心。 それがとても可愛らしく、もう一舐めしてみる。 「……っ、」 「きもちい?」 「………愚問…です」 照れ隠しの言葉にさえ喜ぶ。 単純だ。 だけど、それが良い。 相手が三条なら、気軽だって良いんだ。 そっちの方が楽しいだろ。 生きていることを難しく考える必要なんてない。 楽しい、好き、それに重きを置いた方がずっと楽に生きれると三条が教えてくれた。 今度は、ぢゅっと先を吸う。 すると負けじと亀頭に舌が触れた。 あたたかな体温が伝わるように、快感が広がっていく。 亀頭を舐め、カリをなぞる。 三条らしく真面目な舌遣いだ。 唾液を絡めるように舐め、濡れたのか今度はあたたかな口内へと包まれた。 「はる」 何度銜えられても気持ちが良い。 高い体温もそうだが、美味そうに食事をするあの恋人の口だと思うと興奮する。 こんな汚いモノを銜えているなんて、最高だ。 最低な性癖に長岡のモノは完勃ち。 ソレを舐める三条もガチガチに勃起していた。

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