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第648話

長岡がわざと音を立ててしゃぶってくる。 いやらしい音に、フェラチオされていることを強く理解させられていく。 「ん゛…っ、…あ……」 目の前の大きな陰茎をしっかりと握ると、舌を伸ばした。 ゴムに詰まった肉の感覚が舌に届く。 直接ではないが長岡のモノだ。 長岡の陰茎。 「す…き……」 どうせ腰が逃げたって長岡は逃がさない。 なら、こっちに集中した方が利口だ。 ペロペロと先を舐め、竿に舌を這わせる。 長岡だから、陰茎まで愛おしい。 倒錯しているだろう。 だけど、長岡ならそれで良い。 2人で溺れるなら、それが良い。 そんな思いを伝えるように、下生えにもキスをする。 「素肌は駄目だろ」 「だめ、ですか…?」 「こういう時ばっか…」 ベタベタに甘やかすのは長岡の方。 どんな我が儘だって受け入れてくれる。 「そんなに好きなら挿れるか」 「ほし…です」 良いのかとそちらを伺えば、それを待ってましたとばかりにわざとらしく陰茎に舌を這わせられた。 ねっとりと絡む舌も視線。 腰が跳ねたが男の力で教え付けられる。 「ず…っ、るいっ、」 「んー」 長岡の方が1枚も2枚も上手だった。

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