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第654話
「ばかっ、なる…、……ま…ッ、ま、さっ」
大き過ぎる快感に三条は頭を振り乱す。
そりゃそうだ。
イって敏感になっている身体に更なる快感をダイレクトに与えているのだから。
こんな快感を与えられても辛いだけだ。
男ならそう思うだろう。
だけど、その先を知っている。
「…いっ、…っ、い゛…」
とうとう三条は泣きはじめたが、あと少し。
「ぁ゛……」
気持ち良さそうな声と共に手の中で陰茎が跳ねた。
「…っ」
「気持ち良いなぁ」
「……、」
アナルの締まりもキツくなり長岡も快感を感じている。
気持ち良いのは三条だけではない。
「…アッ」
ごろんっと身体の位置が変わると、三条の視界にはベッドが映らなくった。
かわりに映るのは天井。
蛍光灯の明かりを背負った長岡に見下ろされ別の意味で息が荒くなる。
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