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第749話

そわそわと視線を流していると、目の前の身体が動いた。 「はぁると」 名前を呼ばれただけ。 名前を呼ばれただけだ。 だけど、そうじゃない。 その声は、次を促している。 「……お、れの…」 声が震えているのが自分でも分かる。 「ケツに…正宗さんの……入れてください」 膝裏に腕を通し、はしたなくアナルを晒す。 長岡の指がぐっぷりと埋め込まれた恥ずかしいトコロ。 そんなところを、こんなに明るい所で晒すなんて正気じゃいられない。 だけど、そんなことをしてしまうほど欲している。 顔がアツい。 それでも晒したまま強請るような目で長岡の目を見た。 「やらしくて、たまんねぇ」 指が抜けると、抜いちゃ嫌だとばかりにヒクついた。 指みたいに細いモノでも、それが長岡であれば愛おしい。 一瞬だけ表情を崩すと、すぐに太いモノが宛がわれた。 「っ!」 「コレが欲しいんだよな」 わざとアナルを撫でるように亀頭を擦り付けられる。 もどかしい。 口を開けても入ってくれない。 たまらず腰を揺らして強請ってしまった。

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