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第751話

ぬぐぬぐと押し入ってくる陰茎の大きさに、息を詰めてしまう。 何度セックスをしても慣れない瞬間だ。 それもそうだ。 排泄器は出す器官。 受け入れる器官ではない。 逆流していると考えたら想像しやすい。 けれど、凄まじい快感を伴う。 気持ち良い。 満たされる。 愛されている。 身体の内側から恋人を感じることが出来るのはしあわせだ。 どんなカタチでも、無理矢理でも、長岡とセックスが出来る喜びは大きい。 「……ぐ、」 「キツいか…?」 「だい、じょぶ…です」 内臓の位置も動き、強制的に腹が膨らむ感覚も、もう何度目か分からない。 その度に、今みたいに息を詰めてしまい、長岡に心配される。 最初はそんなことなかったのに。 そんな変化が嬉しくもある。 「なぁに、口元緩めてんだよ。 余裕あんなら、もっと入れさせろ」 「よ…っ、…ぁ…ッ」 結腸に入り込もうとするソレに思わず脚を閉めてしまい、長岡の脇腹を蹴ってしまった。 「ごっ、…ごぇ…んな」 「気にすんなって。 余裕あんのかよ」 余裕なんてないと頭を振る。 久し振りのセックスに頭も身体も興奮してしまっている。 熱が冷めない。

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