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第752話

足首を掴み、脚の位置をかえる。 ほっせぇ… 痩せては…ねぇな 足首が細いと締まりが良いなんて下品な俗説があるが、そもそも肛門の締まり関係ないだろう。 それでも、細いなと思う。 不意にそう思ってしまい、興味が出てきた。 「…ぁ…、」 足首からふくらはぎ、ふくらはぎから太股、そして腰へとゆっくり手を這わせていく。 薄い体毛に、白い肌。 その下の骨。 細くやわらかいが、しっかり男だ。 高校生の時より筋肉がついた気がする。 日頃の筋トレの成果だろう。 そのまま内腿の際どい箇所を指でなぞった。 すると、細い指が伸びてくる。 「…まって、」 「感じる?」 「……く、すぐったい、です…」 「そういうのを、感じてるっつぅんだよ」 一見色気のない会話にも思える。 けど、これは三条と過ごしてきて日々の積み重ねがあってこその会話だと思う。 あんなに羞恥ばかりだった子が自分から“待って”と待てを提示する。 なんだか嬉しい。 「もっと感じさせてやるから、気持ちいのだけ感じてろ」

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